この難病への挑戦!
犬の気管虚脱
要約
気管虚脱は、肺への空気の出し入れを行う気管が途中でつぶれてしまい呼吸が出来なくなる病気です。
小型犬の中高齢でよくみられる病気ですが、中型犬やゴールデン・レトリーバーや、ラブラドル・レトリーバーといった大型犬でもみられます。
症状は、最初軽い咳から始まって、喉につっかえるような咳、もどす動作、豚のような呼吸、ガチョウが鳴くような呼吸などと進行して行き、末期ではチアノーゼを呈して、呼吸困難になります。
現在この病気は、難治性疾患として位 置付けられ、積極的な治療が行われていないのが現状です。
当院では、古くからこの疾患に対し積極的な外科的治療を行ってきました。
特に5年前独自に開発した、全く新しい形状の矯正器具・Parallel Loop Line Prostheses(PLLP)を用いて、非常に優れた治療成績を収めています。
気管虚脱は治らない病気とあきらめるのではなく、治せない状態になるまで静観しない、内科的な治療も含めて軽い咳をするという初期の段階から充分な注意を払いながら『正観』すべきであることを提案します。
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*本文には少し難しい表現・言葉がでてきますが、一般 の方でも十分理解できるような文章です。
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