■ 癌に対する免疫療法
癌の免疫療法を行っています。免疫療法は外科手術・化学療法・放射線療法の3大治療法に次ぐ第4の治療法として、近年ヒトの医療の現場でも盛んにおこなわれるようになってきました。ヒトの医療現場では、自分の免疫細胞を体の外で培養し体にもどすような直接免疫療法や、免疫細胞を活性化する物質を投与して、癌に対する免疫力を上げる間接免疫療法があります。当院では、外科手術や抗癌剤治療と共にその補助として、また外科手術や抗癌剤治療などが出来ない動物に対して、主に、キノコの成分のβグルカンを利用した間接免疫療法を行っています。一口にキノコといっても、現在色々なキノコが健康補助食品として売られていてその効能も様々です。投与のしやすさなどにより、それぞれの動物にあったものをご紹介しています。癌を抹殺する治療ではなく、癌と共存しQOL(生活の質)をあげる治療が目的です。詳しくはお問い合わせください。
■ 漢方・鍼灸治療
西洋医学に東洋医学(漢方治療・鍼灸治療)を取り入れて治療を行っています。中医学は、動物の体に現れた症状や、体質、環境、生活習慣などを知り、「証(しょう:いわば西洋医学でいう診断)」をたて、バランスの崩れている状態を、もとの状態「中庸」にもどすという治療です。西洋医学が急性疾患を得意とするのに対し、中医学は慢性疾患を得意としています。アレルギー性皮膚炎や、慢性関節炎など、一生お薬が必要な疾患の場合、西洋医学の薬では副作用が強く出てしまうことがありますが、鍼灸や漢方を併用することで、薬の量を減らしたりすることができることもあります。お気軽にご相談ください。
■ 南多摩獣医師会ホームページ
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