フィラリア予防について
さて、月に1回の薬は、どうやってフィラリアを予防しているのでしょうか?
『1回薬を飲むと、1ヶ月間ずっと効いている』とか、『蚊に刺されないようにバリアみたいな効果がある』と思っている方がいらっしゃいますが、それは勘違いです!
実は、フィラリアの予防薬は、蚊が血を吸った時に入る子虫を1ヶ月の間ためておいて、一気に殺してしまう薬なんです!
つまり、心臓に入る前の子虫を殺すことで、予防できるというお薬です。
蚊が出たからといって、すぐに飲ませる必要はありません。1ヶ月後からで十分です。しかし、蚊がいなくなっても1ヶ月後までは飲ませなければなりません。
HDU(Hearttown Developing Unit)をもとにした昨年(2005年)の湘南地方のフィラリア感染開始日は3月16日、感染終了日は11月2日でした。ですので、予防薬を飲ませ始めなければならないのは4月中旬からで、最後に薬を飲ませるのは、12月初旬ということになります。つまり、最低8ヶ月間は投薬が必要なことになります。心配な方は、4月から飲ませ始めた方がよいですが、必ず12月初旬まで飲ませて下さい。
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